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Logicool M590 iPadやChrome OSでFlowが使えない

Logicool M590を買いました。最大の特徴は「Flow」という機能が使えること。このマウスをWindowsとMacでペアリングさせ、なおかつ同じWi-Fi環境内ならデータ転送できるという優れた機能。これを使わない手はありません。

そして1ボタンで接続先が変更できる「EasySwitch」が使えることも忘れてはいけません。Bluetooth接続あるいはUSBが接続できる端末なら、何にでも使えます。Bluetooth接続の場合は端末のBluetoothモジュールとペアリングさせ、USBの場合はLogicoolの「Unifyingレシーバー」とペアリングさせます。

つまりWindowsとMacの端末とペアリングさせておけば、EasySwitchで接続先をカンタンに切り替えつつお互いの端末間でデータ転送ができる超便利な使い方ができるんではないかと考えました。そしてiPadでも使えるんじゃないか?と期待を寄せて購入しましたが、結論から言うとFlowはiPad非対応でした。

Flowを使用するには、Logicool Optionsがインストールされていることが条件です。

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「Flow」はWindowsとMacにだけ対応している

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公式サイトをきちんと確認せず購入した自分が悪いんですが、Flowが対応しているのはWindowsとMacだけです。ITリテラシーの高い人なら購入する前の段階で薄っすら気づくんじゃないかと思いますが、本当にそのとおりです。

初っ端からしくじりました。俺のようになるな!

ただ、ちょっと言い訳というかどうしても納得いかないことを吐き出しておきたいと思います。

まず店頭でパッケージと裏の説明を見て、M590はiPad OSとChrome OSに対応していることが明記されています。「1つのマウスで2台のパソコンをシームレスにコントロールし、パソコン間でコンテンツをコピー&貼り付け。」とも書かれています。まあ、厳密に言えばiPadOSはパソコンという扱いではないので、この時点で怪しいなと感じ取れなければいけません。ただ、対応OSの中にiPadって書かれているのでいけるんじゃあないのか?と淡い期待を持つわけです。

当然、ワクワクしながらレジへ持ってってPayPayで支払ったら、超絶ダッシュでチャリを漕いで帰宅するわけじゃないですか。いざ開封!いざペアリング!いざレビュー!ってな感じでテンションが最高潮なわけです。

いよいよな感じでWindows10のファイルをコピーした状態で、マウスをiPad側に接続を切り替えて、iPadのファイルアプリ内でcmd+Vをやってみたんですが、無反応。逆にiPadからWindows10へデータをコピーさせようとしても当然ながら反応しない。不良品を掴まされたか?と思いましたが、よくよく調べてみると手順が違うことが判明しました。

FlowはiPadでは使えない

公式サイトにちらっと書かれたFlowについてのこと

一部抜粋すると「Logicool Optionsを使ってカーソル速度を変更し、Flowテクノロジーを有効化し」と書かれています。App StoreでLogicool Optionsは配信されていません。よって、iPadではFlowが使えないということになります。

もう少し詳しく言うと、Logicool Optionsは公式サイトからダウンロードします。WindowsとMacしかアプリケーションが配布されていません。Flowを使用するにはLogicool Optionsがインストールされている必要があります

僕が勘違いした理由

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写真はパッケージ裏面。書かれていることを抜粋すると以下の通り。

「Flowを使用し、ニーズに合わせてボタンやアクションをカスタマイズするには、Logicool Optionsをダウンロードします。(Android、Chrome OSには対応していません)。」→じゃあiPad OSは?対応していないとは書かれていないので、もしかしたらいけるんでは・・・?となったわけです。

さらに、

「ポイント、クリック、およびスクロール操作は、「Assistive Touch」アクセシビティ機能を有効化することでサポートされます」

とiPadOSについての記述があるので、もしやiPadOSは対応していたりするんじゃないか・・・?と勘違いしてしまいました。

述べられていない事実について裏を読みに行って、裏をかかれるという勝手に勘違いしただけなんですが、ちょっと腑に落ちない感じはあります。基本的にこういうデジモノは書かれていないことはサポート外という習わしはあるものの、メーカーがサポートしていないだけで実は使えるなんてこともあったりするわけで。

そんなことを考えると、試さずにはいられない性分なQumataでした。

買って正解だったとは思っている

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  1. 2台ペアリングができる
  2. EasySwitch対応
  3. 静音
  4. 乾電池式
  5. 7ボタン
  6. 左右スクロール対応
  7. 見た目が可愛い(ここ重要)

クリック音が小さくて小回りが利き、2台ペアリングができて乾電池式。本体の寿命がくるまではずっと使い続けられて、しかも価格が3,000円弱と高すぎないのが手にしやすいLogicool M590は、購入して大正解でした。

ただし、Flowの使い道が難しい。WindowsとMacを行き来するくらいならMacに仮想化Windowsをインストールすれば良いだけなんでは・・・というFlowキラーな思考も生まれてしまうし、そもそもFlowの利点ってなんだっけ?と疑問を持ってしまう。それならいっそのことFlowではない別の機能があったほうが付加価値が上がったのかなーとか思ってしまいます。

ともかくマウスとしては非常に優秀すぎるくらいの製品なので、試しに買ってみるのは大いにアリだと感じました。

まとめ

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Windows10とiPad OS間をファイルコピーできるかと思って購入した M590ですが、対応するアプリケーションがiPad OSで提供されていなかったため、iPadでファイルコピーの使用ができませんでした。

要するにFlowはロマン。

以上